東京都清瀬市に2015年5月開設の放課後デーサービス。

感覚統合2025年2月の様子

 

今月も基本の活動は、引き続きボールをボードに載せて運ぶ動作です。

両腕を伸ばし両手でボードの両側を持ち、ボードの上にボールを載せて運びます。

ボードの上ではボールが不安定に動きますが、ボールの不規則な動きに合わせて両手でボードの前後左右を細かく上下させ、両手でボードの傾きを機敏に調整します。

ボールがボードから転がり落ちないよう安定させ、そして狙った方向に動くよう、平衡を手でコントロールする練習です。

 

ボール投げ

活動する前に、何人かでボール遊びをすることがありましました。

カゴに投げ入れたり、向かい合った人と、両手や片手、下からや上から放ったり、中にはバランスボールに座りながらなど、みなさんそれぞれに楽しんでいました。

 

ボールをボードに載せて運ぶ

基本の活動です。両腕を伸ばし両手でボードの両側を持ち、その上にボールを載せて、落とさないようボードの水平バランスをとりながら、前方のかごまで歩いて近づき、ボールをかごの中に入れます。

最初の頃は、ボールが転がり落ちないようにボードと体で挟んだり、手指を使って押さえたりと、失敗することを恐れている様子でした。ですが、最近はボールがボードの上で不安定に動いたり床に落ちてしまうことに慣れ、驚かずに失敗を楽しんだり落ち着いてやり直すなど対応できるようになってきました。

 

ボードでボールをパス

ボードに載せたボールを相手の人のボードに転がしてパスします。

渡す方も、受け取る方もハラハラします。

 

座ってボードでボールをパス

座位でのパスは、腰を床につけるので足や下半身の前後左右の動きが制限されます。ボールの微妙な動きに瞬時に反応して、とっさにボールがボードから転がり落ちないように、ボードの平衡を保つよう上体や腕で微細な動きをすることになります。

 

座って風船でバレーボール

風船バレーボールも、座位で行うと腕や上半身の動きが重要となり、また立位での慌てた移動による衝突リスクを小さくできます。風船は手で打っても狙った方向に動いてくれずに、後ろや横など思いがけない動きをします。その予想外の動きが面白くて誰もが笑ってしまい、いつまでも楽しめます。

 

みなさん、ボールや風船に少しずつ慣れてきて、こわごわ動くことがだいぶ少なくなり、動きがよくなってきました。積極的に楽しんでいる様子です。